砥石台はいらない?100均で買えるもの?自宅で簡単に代用できるものまで徹底解説

「砥石台はいらないの?100均で代用できるって聞くけど本当かな」
包丁研ぎに挑戦しようとすると、砥石台は必要なのか、わざわざ買うべきなのかで迷う方は多いです。
そこで今回は「砥石台はいらないのか?」「自宅で砥石台の代用ができるもの」を徹底解説します。
本記事では、砥石台が必要になるケースと不要なケースを整理したうえで、100均商品や身近な代用品の実用性を分かりやすく紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

サカイ販促サポート株式会社 代表取締役。砥石ブランド「EDGBLACK」の日本総代理店を務める。EDGBLACKブランドでのクラウドファンディング総支援額は5,300万円超。
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砥石台はいらない?
結論、砥石台は必須ではありません。
条件がそろえば、砥石単体でも問題なく研げます。砥石台の役割は、研ぎの最中に砥石が動かないよう安定させること。
そのため、濡れたタオルや滑り止めマットを下に敷けば、同等の安定性を確保できます。家庭で包丁を研ぐ程度であれば、この方法で困る場面は多くありません。
一方で、砥石台があると研ぎの再現性が高まります。砥石の高さが一定になり、力のかけ方や角度が安定しやすくなるため、研ぎに慣れていない方や、切れ味を細かく調整したい場合にはメリットがあります。
まとめると、砥石台はいらないかと問われれば、簡易的な研ぎであれば不要です。ただ、安定性や作業効率を重視する場合や、研ぎの精度を上げたい場合には、砥石台を用意する価値があるでしょう。
>>【保存版】砥石おすすめランキング!初心者向けに選び方を徹底解説

砥石台を使うメリット
包丁研ぎにおいて砥石台は必須ではありませんが、研ぎの安定性や仕上がりに差が出やすいです。
なので、砥石台を使うメリットをまとめていきますね。
- 研ぎ中に砥石が動かず、安定した作業ができる
- 力の入り方が均一になり、研ぎムラが出にくい
- 長時間の研ぎでも手や腕が疲れにくい
順番に見ていきましょう。
メリット①:研ぎ中に砥石が動かず、作業の安定性が大きく高まる
砥石台を使用する最大のメリットは、研ぎの最中に砥石が動きにくくなる点です。
砥石は使用前に水へ浸すため、表面だけでなく底面も湿りやすく、調理台やシンクに直接置くと滑りやすい状態になります。砥石が前後左右にわずかでも動くと、包丁を当てる角度が変わり、意図しない研ぎ直しが発生しやすくなります。
砥石台はゴムやシリコンなど摩擦の高い素材を用いた構造が多く、作業台との接地が安定しやすい特徴があります。砥石の位置が固定されることで、包丁を押し出す動作に集中しやすくなり、余計な力を使わずに研ぎを進められます。
結果として、研ぎの途中で手を止める回数が減り、作業全体の安定感が向上するわけです。
メリット②:力のかけ方が均一になり、研ぎムラを抑えやすくなる
砥石台を使うことで、砥石の高さと位置が一定に保たれ、包丁にかける力を安定させやすくなります。
直置きでは、作業台の高さや身体の位置によって手首や肘の角度が変わりやすく、研ぎの途中で圧の強弱が生じやすくなります。その結果、刃先だけ削れすぎたり、刃元に研ぎ残しが出たりするなど、仕上がりにばらつきが生じます。
砥石台を使えば、同じ姿勢を維持しやすく、刃全体へ均一な圧をかけやすくなります。力の入り方が揃うことで、狙った角度で研ぎ続けやすくなり、切れ味の調整もしやすくなります。
メリット③:長時間の研ぎでも身体への負担を抑えやすい
砥石台を使用すると作業位置が高くなり、前かがみの姿勢を続ける負担を軽減しやすくなります。
砥石を低い位置で使い続けると、手首や前腕だけでなく、肩や腰にも負荷がかかりやすく、研ぎの途中で疲労が蓄積します。疲れが出ると、無意識に力加減や角度が乱れ、仕上がりにも影響が出やすくなります。
砥石台は自然な姿勢を保ちやすい高さを確保できるため、身体全体を使って安定した動作を続けやすくなります。その結果、研ぎ時間が長くなっても集中力を維持しやすく、最後まで同じ精度で研ぎ切れるようになります。
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砥石台の代わりに使えるもの
次に、砥石台の代わりに使えるものをまとめていきますね。
- 濡らしたタオル
- 滑り止めマット
- シリコン製の鍋敷き
- ゴム製の棚敷きシート
- 濡らした段ボール
順番に見ていきましょう。
代用品①:濡らしたタオル
濡らしたタオルは、砥石台の代用品として最も広く使われています。
タオルに十分な水分を含ませてから固く絞り、作業台の上に敷くことで摩擦が生まれ、砥石が滑りにくくなります。布地が砥石の底面に密着しやすく、前後左右へのずれを抑えやすい点が特徴です。
また、厚みがあるため、作業台の微妙な凹凸を吸収しやすく、安定感を得やすくなります。一方で、研ぎの途中で水分が減ると滑りやすくなるため、状態を確認しながら使いましょう。
代用品②:滑り止めマット
滑り止めマットは、本来は食器や調理器具の下に敷く目的で使われますが、砥石の固定にも適しています。
ゴムや樹脂素材で作られているため、濡れた状態でも摩擦力を保ちやすく、砥石が動きにくくなります。タオルに比べて水を吸わないため、長時間の研ぎでも状態が変わりにくい点がメリットです。
また、薄手でも効果を発揮しやすく、収納性にも優れています。ただ、砥石とマットの相性によっては滑る場合があるため、事前に軽く力を加えて安定性を確認することが重要です。
代用品③:シリコン製の鍋敷き
シリコン製の鍋敷きは、耐熱性と滑りにくさを兼ね備えた素材で、砥石の下に敷く用途にも転用できます。
表面に凹凸がある製品が多く、砥石との接地面積が確保されやすい点が特徴です。水に強く、濡れても性能が変わりにくいため、研ぎ作業中の安定性を保ちやすくなります。
また、適度な弾力があることで、作業台への衝撃を和らげる効果も。一方で、鍋敷きのサイズによっては砥石全体を支えきれない場合があるため、砥石より大きめの物を選ぶことが重要です。
代用品④:ゴム製の棚敷きシート
ゴム製の棚敷きシートは、収納棚の滑り止めとして使われる製品ですが、高い摩擦力を持つため砥石の固定にも向いています。
薄手でありながら、ゴム素材特有の粘りがあり、砥石が動きにくくなります。必要な大きさにカットしやすく、砥石のサイズに合わせて調整できる点も実用的です。
水に濡れても劣化しにくく、繰り返し使用できる点も良いですね。ただ、表面が平滑な製品の場合は滑ることがあるため、使用前に安定性を確認しましょう。
代用品⑤:濡らした段ボール
濡らした段ボールは簡易的な代用品として使われることがあります。
段ボールに水分を含ませることで柔らかくなり、作業台との間に摩擦が生じやすくなります。厚みがあるため、砥石の高さをわずかに上げられる点も特徴です。
ただ、水を含みすぎると強度が落ち、研ぎの途中で変形する可能性があります。また、繰り返しの使用には向かず、使い捨てに近い扱いになります。あくまで一時的な代替手段として捉え、長時間の研ぎには注意が必要です。
砥石台は100均やホームセンターでも買える?
結論、100均では、砥石台という名称の専用品が常に置かれているわけではありません。
店舗や時期によっては見つからないことも多く、探しても滑り止めマットやシリコン製の敷物しかない場合がほとんどですね。
一方、ホームセンターでは包丁研ぎ用品の売り場に専用の砥石台が並ぶことが多く、対応する砥石サイズが明記された製品があります。価格の目安としては、簡易的な樹脂製で1,000円前後、スライド式や金属製になると2,000円から3,000円程度が一般的です。
EDGBLACKなら砥石台がなくても安定して簡単に使える
EDGBLACKは従来の砥石と比べて、砥石台を別途用意しなくても安定した包丁研ぎを実現する設計。
刃物をしっかり固定し、正確な角度で簡単に研ぐことができる構造になっており、初心者でもプロ並みの切れ味を目指せる仕様になっています。
例えば、EDGBLACK Knife Sharpenerはローラータイプの砥石を採用し、刃物を固定した状態で前後に転がすだけで研ぎを進められるため、従来の平面の砥石のように台座を敷いて固定する手間がありません。
また、4段階の研ぎ角度(15°・18°・20°・22°)を選べる設計。角度調整もお手の物です。加えて、水を使う必要もなし。
このようにEDGBLACKは、角度固定と刃物固定が製品側で確保されていることで、砥石台がなくても安定して簡単に使えるようになっています。
砥石台はいらない?:まとめ
砥石台はいらないのかという疑問は、包丁研ぎを始める多くの方が一度は抱く悩みです。
結論からいえば、研ぎ方や使う道具によっては砥石台がなくても十分に対応できます。濡らしたタオルや滑り止めマットを使えば、一般的な砥石でもある程度の安定性は確保できます。
ただ、その都度準備や調整が必要になり、研ぎのたびに手間を感じやすい点は否定できません。
その点、EDGBLACKは砥石台を前提としない設計で、包丁を固定しローラーを転がすだけの構造により、安定性と扱いやすさを両立しています。
角度が一定に保たれ、水も使わないため、滑りや姿勢を気にせず研ぎに集中できます。準備や後片付けの負担を抑えながら切れ味を整えたい方には、砥石台の有無で悩むより、EDGBLACKを選ぶのもおすすめですよ。
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